hinata bocco
とよさと
ふれあいサロン

hinata boccoができるまで
住民が互いに助け合い、支え合うことができる地域づくりを・・・
上田市東北部中山間地にある豊殿地区に「hinata bocco とよさと」は所在しています。
人口5,175人、世帯数2,165戸、16自治会、高齢化率31.15%の米・麦・りんご・巨峰・野菜等の生産が盛んな中山間地域です。



1999年~
医療・福祉誘致住民運動
1999年6月、豊殿地区の医療・福祉誘致の住民運動の輪が広がり、上田市並びにJA信州うえだへ誘致に係る署名が提出されました。
更に、同誘致委員会から、施設運営に際して、「長年に亘り地域医療を支えてきた厚生連並びにJAグループにお願いしたい」旨の意向が示されました。
これを受け、行政、JA信州うえだ、鹿教湯病院、関係諸団体を中心に設置に向けた検討がはじまり、社会福祉法人ジィエー長野会特別養護老人ホームが開設しました。
運動の結果、施設建設は決まりましたが、住民はその後も地域で安心して暮らし続けるために互いに助け合い、支え合うことができる地域づくりを目指します。
2001年~
安心の地域づくりセミナー
そして2001年、豊殿・神科・神川地区の自治連、
振興会、誘致委員会による住民主体の「安心の地域づくりセミナー」を開講しました。将来にわたり地域全体で施設を支えていく仕組みづくりや、
地域で安心して暮らしていくための地域づくりを目指そうというものです。
セミナーの講座(6回)は、住民組織、JA信州うえだ、鹿教湯病院、ローマンうえだが運営にあたり地域づくりや認知症支援、医療・福祉政策などの
テーマで、講義とグループディスカッションで構成。
豊殿、神科、神川地区住民を主に、2020年度までに20期、約600人が受講。現在も継続しています。



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2002年~
地域の種まき人になろう
「安心の地域づくりセミナー」で学んだ受講生は「ここで学んだことを活かし、地域づくりの種まき人になろう」と、受講生による同窓会組織を結成。2002年の特養開設と共に、「安心」の会ボランティア活動を開始しました。
会員は、「ふれあい・学びあい・支えあう」を活動の柱に、地域の風を運ぶ」「入居者の声を届ける」「世代を繋ぐ」という役割を持って、特養を拠点に主体的にボランティア活動を継続してきました。会員の多くが元気な高齢者であり、絆を深め、互いに支え合い、活動していることも特色です。
やがて、会員の活動は施設ボランテアにとどまらず、身近な地域の種まき人として、自治会単位のサロン活動へと広がっていきました。
2018年~
地域 の拠り所「hinata bocco とよさと」
2014年に実施したサロン活動代表者アンケートでは、スタッフ確保や運営の課題と共に、高齢者世帯や一人暮らし、認知症の人が増える中で、雪かき・草取り・買い物支援などの地域の生活課題も見えてきました。
また、サロンの開催自体が困難な自治会(限界集落)もあり、地域全体の拠り所が欲しいとの声がありました。
折しも、統合で閉店となったJA店舗の後利用が検討され、2018年5月、子どもからお年寄りまで、地域みんなの拠り所となる通年の交流施設「hinata bocco とよさと」がオープンになりました。
活動には、JA、特養、住民やまちづくり協議会、社協、公民館、地域包括など、地域全体が連携して「豊殿ふれあいサロン運営委員会」が運営。
『「安心」の地域づくりセミナー』で学んだことを実践に活かすため、セミナー同窓生がボランティアとして多数参加し、活躍しています。

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